ドイツでだいぶうつになってます

東京産まれ東京育ち。小学生の息子ふたり。思ってることを書き留める。

ドイツの小学校

 

 

ドイツの学校は、朝早く始まって終わるのも早い。

1時間目がある日は7時45分から。そして12時15分に終わる。

学童や昼食を申し込んでいる家庭の子供は

校内併設の学童に行って放課後を過ごすようになっている。

学校の授業は無料。

当然、学童は共働き家庭が多く申し込んでいる。

放課後のクラブ活動などは無いので

各家庭でスポーツクラブなどに入会する。

 

日本の小学校及び教職とはまったく違うものだと思っておいたほうが良い。

ドイツの教師の仕事は知識を授けることなので

休み時間の生徒たちの監督や道徳的な振る舞いを教える等の業務は

契約には入っていない。

そもそも、

子供が好きだからとか、立派な人物でありたいとか

そういった信念を抱いて教師になる人ってドイツには居ないと思う。

ドイツ語や算数を子供に教える仕事だからね。

 

学校が道徳を学ぶ場所ではないことは

理解していたけど、

青少年が知識を得る場所だととらえてもお粗末と言わざるをえない。

このコロナパンデミックのさなかでも

オンライン授業などはほぼ無かったし、

オンラインで日々の課題が出されていたけど提出させるわけでもなく、

もちろん一切のチェックもなく、

4ヶ月間で何かを提出したのは片手で数えられる回数。

ただ家庭に丸投げしているようにしか見えなかった。

その上、

夏季休暇取得は当然の権利だから

当然完全に休んでいたようで、運営体制にはかなり失望している。

9月から学校が始まっているものの

おそらくコロナ前と変わらぬ体制でこれまで通りの授業をするだけだ。

 

また、

いじめなどの問題が起こるとわかるのだけど

担任の教師は生徒たちの人間関係についてよく知らないことが多い。

休憩時間に生徒たちと一緒に過ごさないから当然だと思う。

人としてどうあるべきか、という点については家庭で得る体験が

ベースになるのは当然だしそれでいいと思う。

だけど

家庭だけでは、親と子、兄弟の関係がメインなので上下関係が前提にあり

横のつながりでどうあるべきか?が不足する。

このような環境で育っていく。

 

長男が4年生の時、弱いものいじめが発生した時があった。

学校側の対応としては

先生や校長が出てきて説教するのではなく、

スクールソーシャルワーカーが該当クラスにやってきて、

対面で当事者たちがど直球で話しあった。

何回か話し合いやワークショップがあり、徐々に状況は落ち着いていった。

ソーシャルワーカーは子どもたちの性格やグループなどの知識は無しで来るし、

親の参加は求められない。

子供と教師と専門家とで解決策を探すというわけだ。

9歳でも自分の主張が出来なければならないし

出来ないと尊重してもらえないという環境。

思いやる心よりも、まずは負けない心。

あくまでも自分。

自分の心の強さ、

自分を肯定する力、

自分を大事に出来るか、

自分ファースト。

 

少し、ドイツ社会がわかった気がした。

 

さて

ドイツのコロナ事情も再び緊張が高まってきた。

企業は引き続き在宅勤務を推奨している。

わたしも先週から家で仕事しているのですが

子が秋休みなのでまったくはかどらない(汗

多分、HSPなのでね。。

子供の発する気・音が全て気になってしまって集中出来ないから辛い。

前から感じていたんだけど、HSPって要は発達障害の一つだよね。

HSPというとネガティブテイストが薄れて

あたしは繊細で優しい人だから・・ってなんだかわからんけど

日本的な気の利く善良な人・・みたいな素敵テイストになる。

言葉での定義づけってすごい力があるな。

 

今年の冬は既にクリスマスマーケット中止が決まったし・・

冬の数少ない娯楽を奪われて本気で退屈しそうだなあ。。

家の中で楽しめるアイデアを色々探してみよう。